和歌山市の精神科病院で、外来部門、管理部門の施設、病棟41床分を建て替えた。患者の治療と療養を提供する癒しの場として、明るく清潔で快適な空間、人と環境に優しい施設づくりを目指した。来院者、職員、出入り業者などの動線を明確にし、既存建物とのつながりや安全性に配慮して計画。患者にとってわかりやすい動線とし、ストレスのない空間をつくった。
診察室、検査室、医事課事務室などを短い動線で結び、各部門間の連携が速やかに行えるよう配置した。病棟はスタッフが患者に最短距離で対応できる構成とした。さらに個別のニーズに対応するストレスケア病床を設置している。
所在地:和歌山県和歌山市塩屋3-6-1
発注者、事業者:宮本病院
設計者:熊谷組
施工者:熊谷組
竣工時期:2011年2月
オープン時期:2011年4月
主構造:鉄筋コンクリート造
階数:地上3階
延べ面積:2985.16m2(建替部分)
※プロジェクト名は仮称、略称を含む
※「─」は未定または非公表を表す
※施工者は原則、建築のみ表記
※竣工、オープン時期は予定を含む
※資料、写真は特記なき限り設計者もしくは施工者の提供
<訂正>初出時、所在地に「塩谷」とあったのを、「塩屋」に訂正しました。(2011年2月23日17時20分)