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 「特報:太陽光発電の自立運転で計画停電に備える」でも伝えたが、太陽光発電システムには停電時でも家電製品が使える「自立運転」の機能がある。通常は電力会社との間で電気を売ったり買ったりできる「連系運転」をしているため、発電した電気を直接利用できない。だが、自立運転に切り替えれば発電した電気を自立運転用のコンセントに供給するようになり、停電時でも家電製品を使うことができる。

 切り替えは手動あるいは自動で行う。自立運転コンセントは室内型パワーコンディショナーの右側面や、室内の壁面などに設置されている。使用できる家電製品は最大電力1500Wまで。消費電力が1500Wを超える製品は使えない。パナソニックによると、主な家電製品の消費電力は、テレビ(50型プラズマテレビ)で約475W、DVDビデオで約32W、壁掛けエアコン(冷房最大出力時)で約800Wだという。

 自立運転時は太陽光発電で発電した電力のみを使うため、天候の変化などで発電電力が不安定になることがある。そのため、医療機器やデスクトップパソコンなど、生命にかかわる機器や途中で電源が切れると故障する恐れのある機器は使用できない。

 切り替えや自立運転の方法は、メーカーや機種によって異なる。詳細は取り扱い説明書に記載している。不明な点はメーカーや販売・施工店に問い合わせてほしい。主なメーカーの自立運転に関するウェブサイトを下の「関連サイト」に掲載した。

停電時の住宅用太陽光発電システムの自立運転の例(資料:シャープ)
停電時の住宅用太陽光発電システムの自立運転の例(資料:シャープ)