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 福島第一原子力発電所事故の影響で、放射性セシウムが樹皮や枝葉だけでなく、材の内部に達している樹木があることが判明した。

 放射能の汚染濃度が比較的高い地域の樹木だ。東京農業大学バイオサイエンス学科教授の林隆久さんと森林総合研究所木材特性研究領域長の外崎真理雄さんが、それぞれ独自の調査を福島県内各地で実施して明らかにした。

 林さんは2011年9月から12月にかけて、福島・相馬地方森林組合の協力を得て南相馬市、相馬市、新地町の森林7カ所を調査。樹齢が9年から20年までのスギ、ヒノキなど30本を採取し、樹皮や木部の年輪ごとのセシウム濃度を測定した。30本のうち16本からセシウムが検出され、14本は機器の検出限界以下だった。

 木部のセシウム濃度が比較的高かったのは南相馬市の大原、高倉、大谷の3カ所で、1kg当たり平均400ベクレル(Bq)以上だった。最も高かった大原のスギは、木部の平均が2300Bq/kgだった。3カ所とも計画的避難区域の近くだ。南相馬市より北側の新地町や相馬市の値は比較的低かった。

(資料:東京農業大学の資料を基に日経ホームビルダーが作成)
(資料:東京農業大学の資料を基に日経ホームビルダーが作成)

(資料:東京農業大学の資料を基に日経ホームビルダーが作成)
(資料:東京農業大学の資料を基に日経ホームビルダーが作成)
(資料:東京農業大学の資料を基に日経ホームビルダーが作成)
(資料:東京農業大学の資料を基に日経ホームビルダーが作成)