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超狭角LEDのライトアップも

 全て東京スカイツリーのために開発したLED照明によるライトアップも見逃せない。特に、高出力にもかかわらず光が外側に漏れない「超狭角」の配光器具は要注目だ。

 発注者や設計者のアドバイスを基に、パナソニック(当時はパナソニック電工)が試行錯誤しながらLED照明器具を開発。パナソニックによれば、光の漏れる角度の大きさを示す2分の1ビーム角(最大光度の2分の1の光度方向と光軸との角度を2倍したもの)は、従来型の超狭角型投光器が6度だったのに対し、放送用アンテナを搭載した「ゲイン塔」用に開発したLED投光器は2度しかない。

江戸の心意気を示す「粋」のライトアップ(写真:吉田 誠)
江戸の心意気を示す「粋」のライトアップ(写真:吉田 誠)
日本の美意識を表現する「雅(みやび)」のライトアップ。上部のゲイン塔を超狭角のLED照明が照らしている(写真:吉田 誠)
日本の美意識を表現する「雅(みやび)」のライトアップ。上部のゲイン塔を超狭角のLED照明が照らしている(写真:吉田 誠)

「粋」(写真:吉田 誠)
「粋」(写真:吉田 誠)
「雅」(写真:吉田 誠)
「雅」(写真:吉田 誠)

 日経アーキテクチュア5月25日号の特集「東京スカイツリー解剖」では、スカイツリーの実現を支えた“使える”15の技術を28ページにわたって詳しく紹介している。

<訂正>初出時、3ページの2段落目に誤字がありましたので、訂正しました。(2012年5月22日13時15分)