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 北海道沼田町の小学校の建て替え。校内に学童保育所を併設する。建物は、体育館を含めて地上2階建てで、各施設をコンパクトにまとめることで熱負荷および建設費の低減を図っている。建物中央部に多目的スペースとして利用できる吹き抜け空間「ひかりの原っぱ」を設けた。1学年1クラスの小規模校で、学校全体が一つの家のようなまとまりを持ち、学年を超えて児童の活動が感じられる空間を目指している。

 「ひかりの原っぱ」は、図書やコンピューター室を設置するメディアラウンジの一部となり、また給食をとるなど、時間や目的に応じて利用できる。トップライトからの自然光にあふれた明るい空間で、1階のガラス越しに体育館を見通すことができる。隣接する普通教室は、北側のひかりの原っぱと南面の両側から自然光を取り入れ、照明負荷の低減を図っている。

 北海道有数の豪雪地域であるため、積雪寒冷地の気候に対応した外装材を採用した。軒より下の雪が当たる部分には、外断熱の外装材としてコンクリートブロックを用いている。屋根はメッキ鋼板で覆い、軽量化を図った。外周部四周に設置した深い軒は壁面を保護し、南面の日射遮蔽するほか、雁木(雪よけのために長い庇を設けて、下を通路とする)の役割を果たしている。

沼田小学校

多目的に利用できる吹き抜け空間「ひかりの原っぱ」

  • 所在地:北海道雨竜郡沼田町本通6-32-8ほか
  • 発注者、事業者:沼田町
  • 設計者:アトリエブンク
  • 施工者:岩田地崎・広進・馬狩経常建設共同企業体
  • 竣工時期:2012年12月
  • オープン時期:2013年1月
  • 主構造:RC造 一部S造
  • 階数:地上2階
  • 延べ床面積:4185.22m2

  • ※各項目は2011年12月に日経アーキテクチュアが実施した調査時の情報に基づく
  • ※プロジェクト名は仮称、略称を含む
  • ※「─」は未定または非公表を表す
  • ※施工者は原則、建築のみ表記
  • ※竣工、オープン時期は予定を含む
  • ※資料、写真は特記なき限り設計者もしくは施工者の提供