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東京で居住地を決めるときの手がかりは?

 それでは、東京で防災を重視して居住地を決める場合には、何を手がかりにするのが、科学的といえるのだろうか。纐纈教授が挙げたのは「地盤強度マップ」である。確かに、これなら、どのような震源モデルであっても対応でき、科学的な判断基準になる。

 筆者が理解している限りでは、地盤強度マップとして、誰でも参照でき、かつ最も信頼されているものは、防災科学技術研究所「J-SHIS 地震ハザードステーション マップ」である。

 ここには、「表層地盤増幅率」マップが掲載されている。これは、地盤の揺れやすさを示したマップで、地盤が堅いと揺れにくく、柔らかいと揺れやすい。増幅率は、1.4以上~1.6未満が「場所によっては揺れやすい」、1.6以上~2.0未満が「揺れやすい」、2.0以上が「特に揺れやすい」とされる。

 「地震ハザードステーション マップ」は250mメッシュになっているので、拡大すれば、調べたい場所の増幅率を知ることができる。ただ、一般人には、少し分かりにくいかもしれない。