気軽に堪能できる飲食施設が充実
ナレッジキャピタルが既存の企業ショールームと大きく異なるのは、本格的に飲んだり食べたりできる飲食施設が充実していることだ。しかも、各企業が最も力を入れている事業や、長い歴史の間に醸成された看板商品を堪能できる施設がそろっている。
その代表例が、近畿大学水産研究所とロート製薬の施設。2~3階には、サントリー酒類が展開する複合施設「サントリー・ウイスキーハウス」、ドイツのワイン専門ショップ、ピーロ―トの「ワールドワインバー」があり、高級ワインやウイスキーを眺めるだけでなく、それに合う料理も楽しめる。いずれも、大人客がゆったりくつろげる落ち着いた雰囲気と上質な空間が印象的だ。
明日は、266のショップとレストランが出店するグランフロント大阪の大型商業施設をレポートする。
「サントリー・ウイスキーハウス」はギャラリー、ダイニング、ボトルバーの3ゾーンで構成。「ウイスキーギャラリー」には、発売当時の古いボトルや希少な 限定ボトルが陳列されるほか、樽材を再利用した家具シリーズ「樽ものがたり」も展示されている。「ウイスキー・ダイニングWWW.W」では、ウイスキーと 好相性の料理とおいしいウイスキーを味わえ、プレミアムウイスキーの普及をめざす新業態「ウイスキーボトルバー・DEN大阪」ではボトルキープができる。 専門スタッフとのカウンター越しの会話も楽しい
ドイツで3世紀以上にわたりワイン生産の歴史を持つピーロートの直営ワインバー「ワールドワインバー・バイ・ピーロート」。カジュアルダイニングとショップを併設し、気軽にワインを楽しめる
好きなワインを好きな分量だけ味わえるプリペイド方式のワインサーバーを導入
30万円を超すビンテージワインも販売。ピーロートジャパンでは世界16か国から1200種類以上のワインを輸入。店内ではぶどうを原料とするスキンケア化粧品も販売
オーダメイドスタイルが人気のサンドイッチチェーン「サブウェイ」の「野菜ラボグランフロント大阪店」。店内の植物工場ではフリルレタスとわさび菜、ミニトマトが最新技術の栽培方法で育てられる
1階「カフェラボ」のライブラリーには建築やファッション、デザインなど幅広いジャンルの書籍をセレクト。テーブルの電子端末で電子書籍も閲覧できる。コーヒーとフードもおすすめ
カフェバー「アージ」には小規模のコンサートを行えるイベントステージと100席のカフェステージ、ギフト用アイテムをそろえたプレゼントコーナーがある