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帰宅難民数の予想と現実

 まず、情報を整理しておこう。首都で直下型地震が発生した場合、どの程度の帰宅難民が発生するのか。3種類のデータを紹介する。

 1番目は、政府の中央防災会議が、「震度6強の首都直下地震が発生」した場合の帰宅難民を推定している。

【2008年4月のデータ】
  • 都心部や火災延焼部を中心に、あちこちの道路が満員電車状態(1m2当たり6人以上の密度)になる。
  • 満員電車状態に3時間以上巻き込まれる人は、全域で約200万人にのぼる。その内訳は、都区内にいる人の約3割、都心(千代田・中央・港区)にいる人の約4割を占める。
  • 満員電車並みの混雑が予想されるのは、東京23区内の35カ所の道路で、過密になった道路を通過せざるを得ない人は約475万人に達する。
  • 通常は1時間歩くと約4km進むが、満員電車状態では約400m程度しか進めない。