PR

東日本大震災では「想定以上」に帰宅難民が発生

【2011年3月のデータ】
  • 東京都で約352万人、神奈川県で約67万人、千葉県で約52万人、埼玉県で約33万人、茨城県で南部を中心に約10万人、首都圏で合計515万人が帰宅難民になった。
  • 帰宅難民の数は、地震が発生したとき外出していた人の約28%。

 2つのデータを比べると、帰宅難民の数はほぼ一致しているように見えるが、それは勘違い。1番目が震度6強の直下地震が発生した場合の「想定データ」であるのに対して、2番目は東日本大震災発生して東京都心で震度5強から5弱を記録したときの「実データ」である。

 震度6強と5強・5弱は数字的には1段階しか違わないように見えるが、実際には大きな差があって、東日本大震災の揺れは想定東京直下地震の20%程度に過ぎなかった。要するに、予想したデータをはるかに下回る地震だったのに、現実には多数の帰宅難民が発生した。2008年4月に公表された中央防災会議の想定値は甘すぎたのである。

細野透=建築ジャーナリスト元日経アーキテクチュア編集長

記事の全文は下記に掲載しています。
オリンピック帰宅難民の「おもてなし」、真剣に向き合ってほしいSafety Japan) へ