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絶縁テープで腐食が軽減


 試験1は、厚さ0.35mmの白と黒の2種類のガルバリウム鋼板にモルタルを塗ったものを用意。さらに、鋼板とモルタルの間に絶縁テープを張るなど条件を変え、計12種類の試験体で実施した。

 試験方法は、鋼板の耐久性試験でよく使われるJISH8502の規定を使用した。装置の中で試験体に規定の溶液を2時間噴霧し続けた後、4時間の低湿度状態と2時間の高湿度状態を維持。これを1サイクルとして60回後、120回後、180回後に状態を調べた。180回(サイクル)は沖縄県の屋外に1年半暴露した状態に相当する。

装置内に並ぶ試験1の試験体。カラーガルバリウム鋼板にモルタルを塗っただけのものと、鋼板とモルタルの間に粘着テープを挟んだもの、鋼板に鉄クギを打ち付けたものを用意した。溶液噴霧を温度35℃湿度100%の状態で2時間、60℃ 20%の状態で4時間、50℃ 100%の状態で2時間からなる1サイクルを180回続けた(写真:ハウゼサンエイ)
装置内に並ぶ試験1の試験体。カラーガルバリウム鋼板にモルタルを塗っただけのものと、鋼板とモルタルの間に粘着テープを挟んだもの、鋼板に鉄クギを打ち付けたものを用意した。溶液噴霧を温度35℃湿度100%の状態で2時間、60℃ 20%の状態で4時間、50℃ 100%の状態で2時間からなる1サイクルを180回続けた(写真:ハウゼサンエイ)

 モルタルと鋼板をテープで絶縁しない場合と絶縁した場合では、違いが現れた。120サイクル(沖縄県で1年間暴露に相当)で比較すると、前者のほうが腐食を示す変色や膨れが多くなった。

 鋼板の色の比較では、白のほうが腐食は進んだ。「白は塗膜が平滑なのに対し、黒はつや消し加工するため凹凸を付けて塗膜を厚くしていることが影響しているのかもしれない」と神戸さんは話す。

 試験体に鉄クギを打ち、もらいサビの影響も調べた。クギの周りにサビが若干出たが、全体に広がるほどではなかった。

試験1 モルタルに接触したガルバリウム鋼板の腐食促進試験の写真(写真:ハウゼサンエイ)
試験1 モルタルに接触したガルバリウム鋼板の腐食促進試験の写真(写真:ハウゼサンエイ)

試験1の結果。鋼板の種類はガルバリウム鋼板、○は劣化が認められない、△は変色や膨れなどの劣化あり、×は大きな膨れや剥がれなどの著しい劣化あり(資料:ハウゼサンエイ)
試験1の結果。鋼板の種類はガルバリウム鋼板、○は劣化が認められない、△は変色や膨れなどの劣化あり、×は大きな膨れや剥がれなどの著しい劣化あり(資料:ハウゼサンエイ)