PR

「巨大な桁橋2基が支える構造」

 最初に登壇したのは森山氏だ。13年10月から新国立競技場の建設計画や同コンペについての独自の解釈と意見を「建築エコノミスト 森山のブログ」上で公開している。この日はコンペの結果や経緯、審査員、建物の規模やデザインのほか、工事費予算、改修工事の可能性など多岐に渡る論点を説明した。

 建設費予算が下がらない理由について、「ザハ・ハディド氏案の建物は約400mもの巨大な桁橋2基が支える構造だ。その部分が大きくコストを占め、周辺面積を多少削ってもコストが落ちにくい。また、この橋桁に使う大型資材の輸送にコストがかさむことも懸念され、施工サイドは予算を低めに言えないと思う」と語った。

建築エコノミストの森山高至氏(写真:介川 亜紀)
建築エコノミストの森山高至氏(写真:介川 亜紀)

森山氏は「新国立競技場の構造は巨大な橋。橋と違って付近に川はなく、大型の資材を建設地まで輸送できるのか」と語る(写真:介川 亜紀)
森山氏は「新国立競技場の構造は巨大な橋。橋と違って付近に川はなく、大型の資材を建設地まで輸送できるのか」と語る(写真:介川 亜紀)