PR

「ライフサイクルコストの視点を」

 東京理科大学の沖塩名誉教授は、「ファシリティマネジメントの視点からは、新築ではなく現在の建物を生かして計画すべきだ」と主張した。

 新国立競技場の計画案について初期投資額だけが話題になっている点に言及し、「将来を見越し、ファシリティマネジメントの視点を含めた議論が必要だ」と話した。「すでに公共施設の多くは維持費に四苦八苦している」「施設のライフサイクルコストは、完成後50年で初期投資の4倍、100年で7倍は見込んでおく必要がある」などと訴えた。

 JFMAは、文部科学省に対して新国立競技場の長期に渡る収支計画書の提示を求めたが、回答がなかったことも明らかにした(14年1月14日時点)。現在の収支見込み試算は、完成後10~20年までのものとしか考えられないという。

沖塩荘一郎・東京理科大学名誉教授(写真:介川 亜紀)
沖塩荘一郎・東京理科大学名誉教授(写真:介川 亜紀)

「現競技場を生かして、利用者に喜ばれるような維持計画を立てるべき。最小の環境負荷、適切なライフサイクルコストも重要」と沖塩名誉教授(写真:介川 亜紀)
「現競技場を生かして、利用者に喜ばれるような維持計画を立てるべき。最小の環境負荷、適切なライフサイクルコストも重要」と沖塩名誉教授(写真:介川 亜紀)