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 山下設計が中国・蘇州市に新たに建設する病院「蘇州独墅湖医院」の国際設計コンペで1等当選した。蘇州市にある蘇州大学独墅湖キャンパスに隣接する15万6295m2の敷地に、同大学付属病院の新設の病院を建設するプロジェクト。医療用の重粒子線治療施設も併設される予定で、最先端医療施設を目指す。延べ面積は20万770m2、病床数は1500床で、2期に分けて整備する予定だ。総投資額は約21億人民元(日本円換算で約350億円)で、施工者や完成時期は未定。

蘇州独墅湖医院の鳥瞰パース(資料:山下設計)
蘇州独墅湖医院の鳥瞰パース(資料:山下設計)

 コンペは、山下設計以外に米国から3社、ドイツから1社の計5社が指名された指名コンペ。2013年7月に、山下設計を含め4社が提案書を提出した。米国のHDRとHKSの2社、ドイツのObermeyerと競った。8月にプレゼンテーションを行い、14年1月17日に1等当選が決まった。

 「高基準、高水準、高品質、国際化」を基本理念として、高度専門化と総合化の2つの特徴を持つ三級甲等医院(中国の最高基準の病院)を建設することを、建て主から求められた。これに対し、山下設計は合理的な機能配置で明快な動線計画を提案。診察と治療機能を一体化したユニットで将来の拡張性を確保し、患者の視点から動線の最適化を図りつつ、病院スタッフの働く環境を快適にする計画を盛り込んだ。加えて、自然通風や採光を導入して、周辺地域の環境保護に配慮したことなどが評価された。

概要

  • プロジェクト名称:蘇州独墅湖医院(蘇州大学附属総医院)建設工事
  • 施主:蘇州独墅湖医院
  • 建設場所:蘇州工業園区
  • 総投資額:約21億人民元(1期約12億人民元、2期約9億人民元)
  • 敷地面積:15万6295m2
  • 延べ面積:20万770m2(1期14万6730m2、2期5万4040m2)
  • 病床数:1500床(1期800床、2期700床)