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設計図は正しいが、施工図は間違い

 第一報の「「東京青山の億ション工事で最強トリオが引き起こした前代未聞の大失敗」」で伝えた、「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」と「サンクレイドル佐久平」は極めて類似している。

 まず、スリーブ不足が発生した原因が、設計図には必要な箇所にきちんとスリーブが入っていたのに、施工図が間違っていたためであること。

  • 佐久平─延べ面積5911m2、スリーブ不足81個所
    • 73m2に1個所の割合
  • 南青山─延べ面積1万4400m2、スリーブ不足600個所
    • 24m2に1個所の割合

 このように、延べ面積当たりでは、南青山の方が約3倍の密度になっている。

 次に、不具合発覚のきっかけが、ともに匿名のメールだったこと。「佐久平」で不具合が判明したのは、工事関係者からと推測される長野県宛ての匿名メールだった。長野県は建築基準法で建築確認の権限を持つ特定行政庁であるため、問題に公的に対応した。

 これに対して、「南青山」では、匿名メールはインターネット掲示板に投稿されたため、事業主である三菱地所レジデンス、マンション購入者、特定行政庁(東京都都市整備局市街地建築部)などを不意打ちする形になった。

 掲載された掲示板は、ミクルが運営し日本最大と称される「マンションコミュニティ」(e-mansion)、および同サイトからコンテンツを提供されているgoo住宅・不動産「みんなのマンション探し」である。