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 設備工事会社の日比谷総合設備(東京都港区)は、3次元レーザースキャナーで計測したデータから、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)による施工図を作成するシステムを導入した。

 設備機器の更新工事では現況図が用意されていないことも多く、その場合は施工者が機器の設置場所を調べ、新たに現況図を起こすことになる。新システムは、現況調査を大幅に省力化するとともに、施工図にBIMを導入することで、建築主へのプレゼンテーションや改修後の維持管理に役立てる。

日比谷総合設備が2011年8月に導入した、独ファロー社製の3次元レーザースキャナー(写真:ファロージャパン)
日比谷総合設備が2011年8月に導入した、独ファロー社製の3次元レーザースキャナー(写真:ファロージャパン)

 日比谷総合設備は、2011年8月に独ファロー社製の3次元レーザースキャナーを導入。更新対象となる熱源設備や配管の位置を、3次元レーザースキャナーで計測し、それをパソコン上で点群のデータとして統合した後、ダイテック社製の設備CADソフト「CADWe'll Tfas」を使って施工図を作成する流れで設備の更新工事を進めてきた。これまでの導入実績は31件。スキャナーの計測は1ポイント当たり数分で終わるので、現況調査は約1時間で済む。

3次元レーザースキャナーで撮影したデータを、パソコン上で点群データとしてまとめたもの。緑の球は、データを統合するときに用いる基準点。この点群データから施工図を作成する(資料:日比谷総合設備)
3次元レーザースキャナーで撮影したデータを、パソコン上で点群データとしてまとめたもの。緑の球は、データを統合するときに用いる基準点。この点群データから施工図を作成する(資料:日比谷総合設備)