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 ライオンズマンションの販売や管理を手掛ける大京グループで、大規模修繕や改修の工事を専門に担う新会社が4月1日に事業を始める。社名は大京建設、グループのノウハウを結集してストックビジネスを強化していく。2014年度の売上高は二百数十億円規模となる見通し。

 新会社は大京が昨年8月に大京エンジニアリングとして設立し、今年1月に現社名に変更した。同じく大京が100%出資するマンション管理会社である大京アステージの修繕工事事業を4月1日付で大京建設に移管する形だ。

名称株式会社大京アステージ(分割会社)株式会社大京建設(承継会社)※1
所在地東京都渋谷区千駄ケ谷4-19-18
代表者代表取締役社長 善積義行代表取締役社長 土田穣一郎
事業内容マンション管理、修繕工事、居住者サービス
(管理受託戸数41万5249戸)※2 
修繕工事
資本金12億3700万円2000万円
設立年月日1969年4月5日2013年8月22日
発行済株式数1500万株800株
決算期3月31日
総資産186億5600万円4000万円
株主株式会社大京 100%
※1 設立時は「大京エンジニアリング株式会社」、2014年1月20日に「大京建設」に変更
※2 2013年4月1日付で合併した株式会社ジャパン・リビング・コミュニティの管理受託戸数を含む
(資料:大京の資料をもとにケンプラッツが作成)

 大京アステージは13年3月期の売上高が約696億円で、うち工事事業が約332億円を占める。工事事業のうち日常の管理に関わる保守・保全工事は引き続き大京アステージが担い、大規模な修繕工事を大京建設が受け持つ。

 また、大京アステージの従業員数は13年7月時点で1593人。一級建築士が128人、一級建築施工管理技士が251人など、技術系の従業員を多く抱える。一定数が新会社に移る。

大京アステージが東京都内で手掛けた築30年弱のマンションの修繕工事。左が施工前、右が竣工後のエントランス。居住者の思いを集めて一緒にコンセプトを策定するなど、マンションの価値を高める取り組みを進める。こうした手法を「プラシディア」と名付けてブランド化し、2013年から展開している(写真:大京アステージ)
大京アステージが東京都内で手掛けた築30年弱のマンションの修繕工事。左が施工前、右が竣工後のエントランス。居住者の思いを集めて一緒にコンセプトを策定するなど、マンションの価値を高める取り組みを進める。こうした手法を「プラシディア」と名付けてブランド化し、2013年から展開している(写真:大京アステージ)
大京アステージが東京都内で手掛けた築30年弱のマンションの修繕工事。左が施工前、右が竣工後のエントランス。居住者の思いを集めて一緒にコンセプトを策定するなど、マンションの価値を高める取り組みを進める。こうした手法を「プラシディア」と名付けてブランド化し、2013年から展開している(写真:大京アステージ)

 大京アステージは12年4月、アーバンコーポレイション系マンション管理会社のグランドアメニティ(広島市)を子会社化した。また、大京は13年4月に穴吹工務店を100%子会社化して、管理会社の穴吹コミュニティと建設会社の穴吹建設も大京グループとなった。3つの管理会社の修繕工事を大京建設と穴吹建設の2社が受ける形になる。さらに大京アステージは13年4月、ジョイント・コーポレーション系マンション管理会社のジャパン・リビング・コミュニティと合併している。

 大京も穴吹工務店もそれぞれ長い歴史とブランドがあり、居住者もそうした意識のもとにマンションを購入している。大京建設取締役に就任予定の野口信義大京アステージ取締役は「当面、大京建設が受け持つ修繕工事は、大京アステージが管理するマンションが中心になる」と話す。