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クリエイター主導の創造都市づくり、アジアの事例

 「私たちの創造都市を話しましょう」と題されたシンポジウム1日目は、グローバルゲスト4人による、各都市の現状とこれまでの事例紹介が行われた。

  • (1)シンガポールの事例……ワールドワイドなネットワークを駆使してアジアのクリエイティブを可視化する

ジャクソン・タン氏(写真:渡邊浩行)
ジャクソン・タン氏(写真:渡邊浩行)

 シンガポールのクリエイティブディレクター、ジャクソン・タン氏は、自身がプロデューサーを務めたCREATIVECITYプロジェクトについて紹介をした。このプロジェクトはアジア10都市のクリエイターのネットワークにより実現した、各都市にあるクリエイティブな要素をインフォグラフィクス化するプロジェクトだ。

 タン氏の説明するCREATIVECITYプロジェクトのコンセプトはシンプルで、4つの「C」で表すことができる。

  • City(都市)
  • Creativity(創造性)
  • Culture(文化)
  • Collaboration(協業)

 創造都市について考える場合、「都市を形づくる要素とは何か」が重要な視点になる。

 面積や人口といった統計情報、風景、建築やインフラ、名所旧跡、特産物、日常的に食べている食事、街を代表するヒーローキャラクター等々、その都市を象徴する事物は多様多彩だ。現地のクリエイターが自らそれらをリサーチして収集・整理を手掛け、地図上にマッピングする。その作業を通じて各都市の共通点と相違点を発見、可視化することが、このプロジェクトの柱である。さらにその土地ごとに固有の言語や音、映像などを加えたインスタレーションと結び付けることで、各都市の文化や住む人のキャラクター、つまり“都市ごとの物語” を見た者に知覚させることを試みようとしている。

CREATIVECITYプロジェクトは2013年12月に高雄デザインフェスティバルの一部として行われた企画であり、展示は大成功を収めた。現在も継続中であり、横浜市は11番目の都市としてこのプロジェクトに参加。上は今回作成された11都市の個性を表したインフォグラフィクス(資料:横浜コミュニティデザイン・ラボ)
CREATIVECITYプロジェクトは2013年12月に高雄デザインフェスティバルの一部として行われた企画であり、展示は大成功を収めた。現在も継続中であり、横浜市は11番目の都市としてこのプロジェクトに参加。上は今回作成された11都市の個性を表したインフォグラフィクス(資料:横浜コミュニティデザイン・ラボ)