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住宅性能表示制度も実倍率で

 壁倍率が5を超えるケースは、住宅性能表示制度の耐震等級2や3を取得している住宅でも生じやすい。同制度は開口部のある壁や軸組に固定していない壁を、準耐力壁として壁量に盛り込むことができるからだ。「住宅性能表示制度の基準には記されていないが、この場合も5ではなく実際の倍率で接合部を設計した方がいい」と河合さんは話す。

 大臣認定を取得した耐力壁では、認定倍率が5でも、実際の倍率は5を超えるものが多数ある。そのため、最近の大臣認定書に付ける別添には、実際の倍率で接合部や偏心率の計算を行って基準に適合するよう記している。

大臣認定書の別添に追加される記載の概要。実際の倍率で接合部や偏心率の計算を行って基準を満たしていることを確認するよう記している
大臣認定書の別添に追加される記載の概要。実際の倍率で接合部や偏心率の計算を行って基準を満たしていることを確認するよう記している