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防災拠点、生活拠点としての側面も


 Pasar守谷は、災害時に防災拠点として機能することも特徴の1つだ。

 太陽光発電、自家発電など非常時に使用可能な発電設備を備えるほか、フードコート部分の固定什器を分割可動式にして、災害対策室に模様替えできるようにした。ほかにも従業員休憩室のカウンター部分が簡易ベッドとなるなど、各所に機能転換できる仕掛けを組み込んだ。「防災時にも活用できるサービスエリアの施設はこれまでもあったが、今回のように明確に防災拠点として機能させることを目指した施設は初めてだと聞いている」(長谷川氏)

フードコートの中央に並ぶ正方形のテーブル席は、非常時には撤去され、広々とした防災対策室となる(写真:日経アーキテクチュア)
フードコートの中央に並ぶ正方形のテーブル席は、非常時には撤去され、広々とした防災対策室となる(写真:日経アーキテクチュア)

非常時に防災対策室として使う状態のイメージ図(資料:NEXCO東日本)
非常時に防災対策室として使う状態のイメージ図(資料:NEXCO東日本)

 観光拠点であり、防災拠点でもあるこの施設は、周辺住民の生活拠点という一面も併せ持っている。

Pasar守谷のロゴ。パーキングエリアの「Pa」、サービスエリアの「Sa」とリラクゼーションの「R」を合わせた造語(写真:日経アーキテクチュア)
Pasar守谷のロゴ。パーキングエリアの「Pa」、サービスエリアの「Sa」とリラクゼーションの「R」を合わせた造語(写真:日経アーキテクチュア)

 Pasar守谷は、NEXCO東日本が展開する商業施設「Pasar(パサール)」としては5店舗目となる。パサールは、パーキングエリアの「Pa」、サービスエリアの「Sa」とリラクゼーションの「R」を合わせた造語だ。「市場」の意味をかけている。Pasar守谷にはレストランやフードコート、カフェ、ベーカリーなど21店舗が入居する。 高速道路利用者だけでなく、一般道の利用者も施設に入ることができる(駐車場は高速道路用とは別)。

 別棟には守谷市の野菜生産者が運営する生鮮野菜直売所「守谷SAやさい村」があり、近隣の人たちとおぼしき多くの買い物客でにぎわっていた。

大勢の買い物客でにぎわう生鮮野菜直売所(写真:日経アーキテクチュア)
大勢の買い物客でにぎわう生鮮野菜直売所(写真:日経アーキテクチュア)