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目次
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「世界と競える街」に東京都心を革新~都心再生と地方創生(1)
日本の国土おける「都心再生」と「地方創生」の問題は、バランスよく議論される必要がある。民間都市開発推進機構(MINTO機構)の都市研究センターで副所長兼研究理事を務める佐々木晶二氏に、それぞれが発展するための喫緊の課題、および対策について解説してもらう。
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「生きる」と「働く」を重ね合わせる
「新しいシゴト」を巡るトーク<第1回>
就職・就業環境などの変化に伴い、固定観念に縛られない働き方の可能性が広がっている。日経BP社発行の書籍『2025年の建築「新しいシゴト」』著者陣のうちの2人、「ナリワイ」と呼ぶ新しい仕事づくりを実践する伊藤洋志氏と、「生きるように働く人」向けの求人サイト・日本仕事百貨を運営するナカムラケンタ氏が語り…
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定期調査の死角、校舎最上階の天井裏を緊急点検
小学校での天井落下事故を受け広島県教委が通知
広島県教育委員会は1月26日付で、県立学校99校と県内の各市町村教委が管轄する小中学校を対象に、校舎最上階の天井裏を点検するように求める文書を通知した。福山市内の小学校での天井落下事故を受けた措置。
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89万戸で5年ぶり減、2014年の住宅着工戸数
2014年の新設住宅着工戸数は89万2261戸で、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影響が大きかった2013年と比較すると9.0%の減少になった。リーマン・ショックを受けて大幅に下落した2009年以来、5年ぶりの減少となる。国土交通省が1月30日に発表した。利用関係別では、持ち家が28万5270戸で…
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富士ハウス訴訟が終結、最高裁が双方上告を棄却
中堅住宅会社の富士ハウスが2009年に経営破綻、2000人を超える消費者被害を起こした問題を巡り、最高裁判所は1月20日付け決定で、原告側と被告側、双方の上告を退けた。
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藤森氏、隈氏も驚いた丹下健三氏の写真の腕
丹下健三氏が代表作の数々を自ら撮影した写真群を展示する「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」が、東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間で1月23日から始まった。藤森照信氏や隈研吾氏が驚愕した写真も展示されている。
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高額賃料を狙い1500億円で米国にビル、三井不動産
三井不動産は、米国のニューヨーク・マンハッタンでオフィスビル「(仮称)55ハドソンヤード」を開発する。地上51階建てで延べ面積は約11万7600m2。総事業費は1500億円で、三井不動産グループが約9割を出資する。
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福祉施設で官民ファンド創設、東京都
東京都は2015年度に、高齢者施設や子育て支援施設の整備資金を供給する、100億円規模の官民ファンド創設に乗り出す。都の15年度予算原案に、ファンド新設のための出資金50億円を盛り込んだ。都の信用力を生かして投資家から幅広く資金を集め、施設整備事業への金融機関の融資を促す。都会計管理課によると、自治…
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「ハイブリッド」で大規模木造の市場を開拓
住友林業と三井住友建設が業務提携
都市木造の市場拡大を見据えた企業の取り組みが活発化している。住友林業と三井住友建設は、中・大規模木造の建築市場の創出と拡大を目指し、業務提携を結んだ。1月22日に発表した。
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機能美あふれる建材・設備、どんなデザイン?
ケンプラッツ製品ガイドでは、新製品はもちろん、定番商品なども紹介する。そこで今回は、2014年度グッドデザイン賞の受賞製品から、建材・設備を中心に6点をピックアップした。機能美あふれる建材・設備のデザインをご覧いただきたい。
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3分の1で木杭が腐食、宮城・気仙沼の仮設住宅調査
東日本大震災の被災者が住む仮設住宅について、宮城県気仙沼市が基礎の木杭を調査したところ、約3分の1の住宅で、湿気による腐食で変色しているのを確認した。市は、今後も状態を観察し、必要な措置を講じていく方針だ。
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ボルトの緩み原因でエスカレーター逆走
点検基準あいまい、ルールづくり必要に
2008年に東京ビッグサイトで発生したエスカレーターの逆走事故。直後は乗員の重量オーバーが原因とみられていたが、国土交通省の審議会は「駆動装置を固定するボルトの締め付け不足」との見解を示した。
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外装55%を緑化、シンガポールに伊東氏設計の超高層
地上40階建てで高さは242m。外装の約55%を緑化し、複数のスカイガーデンを設けたオフィスビル「CapitaGreen」がシンガポールで完成した。伊東豊雄建築設計事務所が設計した超高層ビルで、三菱地所グループが開発事業に参画した建物だ。
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大成建設が社長交代、「業界ナンバーワン目指す」
大成建設は1月23日、社長交代の人事を発表した。4月1日付で建築総本部長を務める村田誉之取締役常務執行役員が社長に昇格する。山内隆司社長は代表権のある会長に就く。トップ交代は8年ぶり。
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事前防災や空き家対策を推進、15年度予算案
密集市街地の生活改善や、空き家対策に注力──。政府が1月14日に閣議決定した2015年度予算案には、新築からストック対策へと舵を切る住宅政策が多く盛り込まれた。
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医療チームの人間関係を良くする空間設計とは?
竹中工務店は、病院の医師や看護師など医療チーム内のコミュニケーションの発生場所や頻度を定量的に予測し、動画で表示するシミュレーションツールを開発した。個々の医療メンバーの1日の行動形態などを基に、いつどこで誰と誰が出会い、どの程度のコミュニケーションが生まれるかを動画で見える化する。建築主が複数の設…
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狭い現場にも適用できる新ユニットフロア工法
大林組は、都心など狭い敷地に適用できるユニットフロア工法「O-SMART Floor」を開発した。ユニットフロアをのせた架台を垂直にストックでき、作業スペースを削減できる。
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西欧初の数学書に「川渡り問題」
龍安寺石庭「虎の子渡しの謎」を解く(最終回)
虎の子渡しの「第1の謎」は、龍安寺石庭が「癸辛雜識の説話」と結びつけられて、4匹の虎の親子(親・彪・子・子)が川を渡る姿に見立てられるまでの、不思議なプロセスである。
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部分断熱リフォームで高齢者が「健康」に
ベターリビングが設立した「健康長寿住宅エビデンス取得委員会」は、居住者がいる築20年以上の戸建て住宅を対象とした研究で、部分断熱リフォームが高齢者の「健康」に良い影響を与えることを実証した。
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造園家の古典引用が辞書改訂に影響か
龍安寺石庭「虎の子渡しの謎」を解く(4)
龍安寺石庭にある「虎の子渡しの庭」を、「癸辛雜識の説話」と関連づけて、世間に広める役割を果たしたのは、筆者が調べた限りでは、岩波書店が発行する辞書の王様、『広辞苑』だったと思われる。