ニュース
目次
-
ワイヤー用いて巨大ラックを制振、実大実験を公開
3.11では多くの立体自動倉庫で荷崩れが生じた。これを受けて戸田建設は昨年、ラックに市販のワイヤーロープとオイルダンパーを取り付けるローコストな制振工法を開発。今回、実用化に向けて実機スケールでの模擬実験を行った。
-
エレベーター安全装置の審査基準、2年以内に改正へ
「エレベーターの安全装置等の審査のあり方について」と題する報告書がまとめられた。報告書では、故障すると重大事故を招く安全装置などは大臣認定の取得を義務付けるべきだと提言。一般化した安全装置などについてはJISの活用を求めた。
-
東京五輪へバリアフリー設計指針見直し
2020東京五輪に向け、設計業務発注がピークを迎えようとしている。国交省は劇場・競技場のバリアフリー化を推し進めるべく、設計ガイドラインの改訂にあたった。車椅子使用者が競技をより楽しく観覧できるよう、新たな指針を盛り込んだ。
-
旧・道の駅を地域の交流拠点にリノベーション
富山県氷見市に道の駅を改修した交流施設「ひみ漁業交流館 魚々座(ととざ)」が、4月21日オープンした。道の駅だった建物を市が買い取り、地域市民や観光客との交流拠点として生まれ変わらせた。市は同施設を足掛かりに、漁業をテーマにしたにぎわいの場の創出を狙う。主な設計やアートディレクションなどは手塚建築研…
-
サントリーホールが特定天井で初の大臣認定取得
サントリーホールディングスと鹿島は、サントリーホールの大ホール天井に耐震化工事を施し、特定天井の国土交通大臣認定を取得したと発表した。大臣認定の取得は国内初。
-
あえて新聞で情報発信するリフォーム会社の狙い
新築住宅の需要が減少していくこれからの時代、工務店としては大型リフォームの受注を強化していきたい。コンスタントに大型リフォームを受注している会社の顧客獲得術を解説するシリーズ。第3弾は、あえて自社新聞やチラシを使って情報発信するマルハウジングサービス(東京都江東区)の取り組みを紹介する。
-
省令準耐火では階段下の施工ミスに注意
重大な施工ミスを数多く発見している凄腕検査員の長井良至さん(名古屋市のカノム社長)が、省令準耐火構造の住宅で防火被覆材が施工されていない施工ミスを見付けた。
-
感震ブレーカーで地震火災対策
分電盤やコンセントに設置して地震時に通電を遮断する感震ブレーカーが、大規模地震時の火災防止策として注目を集めている。2015年3月に閣議決定した「首都直下地震緊急対策推進基本計画」に盛り込まれたからだ。
-
新住協が示す「Q1.0住宅」の新工法
北海道室蘭市で、暖房エネルギー消費量を現行の外皮基準でつくった住宅の概ね5分の1以下に抑えたA邸が完成した。新木造住宅技術研究協議会代表理事で、室蘭工業大学名誉教授の鎌田紀彦さんが基本設計を手掛け、コストパフォーマンスの良い付加断熱と基礎断熱工法を開発した。
-
こだわり層にお値打ち価格でリフォームを提案
中小工務店にとって、大型リフォームの競合相手は大手ハウスメーカーや不動産会社だろう。「勝つには高品質の家をリーズナブルな価格で提供することが必要だ」と主張するのは横田満康建築研究所の代表、横田満康さんだ。
-
組織設計が「第2世代」の建築家に多いワケは?
草創期の建築家たちの継承に学ぶ
組織設計と呼ばれる大規模設計事務所の創設者を思い浮かべてみると、第2世代の建築家が多いことに気付く。理由は何か。また、第1世代の事務所はなぜ残っていないのか。建築史家で編集者でもある伏見唯氏に分析してもらった。
-
一級建築士試験の合格者が描く“割り切り図面”とは(2)
理想的なプランニングにこだわらず、ある意味で割り切った図面を描いて一級建築士の製図試験に合格した受験者たちの再現図面やエスキースを公開するシリーズ記事の2回目。合格者Sさんのアンケートへの回答と併せて掲載する。
-
全国1516棟の看板に「落下の恐れ」
国交省が札幌市看板落下事故を受けた緊急調査の結果を公表
国土交通省は4月27日、外壁に取り付けられた広告板が落下する危険性の高い建築物が全国に1516棟あると発表した。全国の特定行政庁では依然として調査を継続しており、リスクの高い看板の数は増える可能性がある。
-
1件2500万円のリフォームを受注する夢ハウス
1件当たりのリフォーム単価、なんと約2500万円! 新潟県全域を商圏とする夢ハウスは、主に建て替え検討客に自社のスケルトンリフォームメニュー「リセット住宅」を提供することで、高額工事をコンスタントに受注している。
-
住宅の被災度判定計をLTE通信網で一括管理
ミサワホームグループとKDDIがタッグを組んで戸建て住宅用の地震計を開発した。建物の被災度合いを測定データから個別に判断して居住者に知らせるとともに、LTEネットワークを利用したリアルタイムな被災状況の確認が可能だという。
-
カトマンズ市内、「歴史的建造物に被害集中」
東大地震研の纐纈一起教授が見たネパール地震の現場
4月25日にネパールを襲ったマグニチュード7.8の大地震は、多くの人命を奪い、歴史的建造物を倒壊させた。首都カトマンズはどれほどの傷を負ったのか。5月2日から5日まで被災地を歩き、被害状況をつぶさに確かめた東京大学地震研究所の纐纈一起教授に話を聞いた。
-
メールの良しあしが住宅会社の集客を左右する
「資料請求は増えたが、肝心の来場者が少ない」。こんな悩みを持つ住宅会社の話をよく聞く。見直すべき点は何か。ネット上のやり取りで顧客を次の段階に引き込むコツを解説する日経ホームビルダーの連載「成約に効くメール接客術」の内容を紹介する。
-
大阪の超高層マンションでエレベーター避難
竹中工務店は大阪市内で建設中の超高層分譲マンション「ザ・パークハウス中之島タワー」で、非常用エレベーターを利用した避難誘導計画を作成し、建築防災計画評定を取得した。
-
日建設計が中国での35年の歩みを集大成
パノラマのように三方の壁に広がるデジタルアーカイブや、コンペ案などの未完プロジェクトで構成された仮想の未来都市模型――。一風変わった展示で中国での設計活動を紹介する、日建設計の企画展が開催中だ。中国への進出から35年。展覧会を通してこれまでの活動を振り返るとともに、未来への思いを発注者に向けて発信す…
-
黒川紀章の挑戦精神を次世代につなぐ<追加情報あり>
新生した黒川紀章建築都市設計事務所が進む道とは
設計組織「継承」の知恵の第3回は黒川紀章建築都市設計事務所。2014年12月に経営破綻し、15年1月から事業を日本工営に譲渡するかたちで新事務所を設立。黒川紀章氏の意匠と思想をどのように次世代に伝えるか。山田耕治新代表に聞いた。