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スマートシティーのなかでの照明制御

 2年前の前回、フィリップス(オランダ)やオスラム(ドイツ)が積極的に提案を行っていたのが、スマートシティー化を前提とした広範囲な屋外公共空間を対象とする街路灯や道路照明における照明制御システムの展開だった。この提案は今回も継続されている。

フィリップスの街路灯コントロールシステム「CityTouch」の管理イメージ(写真:Philips Lighting)
フィリップスの街路灯コントロールシステム「CityTouch」の管理イメージ(写真:Philips Lighting)

フィリップスの街路灯「Metronomis」シリーズの設置事例(写真:Philips Lighting)
フィリップスの街路灯「Metronomis」シリーズの設置事例(写真:Philips Lighting)

 このような照明制御システムの導入により、日時や交通量、エリアの用途などに応じた点灯・消灯の切り替え、調光による照度調整の一括管理が可能となる。メンテナンスの面でも、故障した器具の発見が容易に行えるなどのメリットがある。この分野は今回、さらなる広がりを見せており、有力な屋外用照明器具メーカーにおいても照明制御システムの提案が行われていた。

 高品質な屋外用照明器具を専門に展開するベガ(ドイツ)は、信号線1本のみで照明制御が可能な同社オリジナルのローカルコントロールネットワークを推奨しつつも、照明制御専用の国際規格「DALI」や近距離無線通信規格の「ZigBee」との組み合わせも可能という、用途に応じた有線・無線のメリットや、既に運用されている制御機器との併用も考慮した、多様性ある照明制御システムを展開していた。

 そのほか、街路灯や道路照明などの照明製品においては、支柱部分にオートメーション、センサー、防犯カメラ、ソーラーパネルなどの機器を付加できる製品も各社が発表していた。今後の街路灯や道路照明は、単なる照明器具としてではなく、スマートシティーのためのツールへ変わりつつあることを実感した。

 ところで、今回のフィリップスのプレゼンテーションでは、ベトナム、インドなどのアジア・マーケットを想起させる画像が見受けられた。同社がスマートシティー関連事業などにおいて、これらの発展途上国市場への参入に高い関心を持っている事が推測される。