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実施中の住育エンタテインメント「住まいダービー」の長月杯。「取り」となる第5レースを出題するのは、古典からSFまで語りだしたら止まらない建築ジャーナリスト、磯達雄さん。住まいに思い入れがあるなら知っておきたい、ウルトラマニアックな10問を出題しています。その意図を磯さん本人が語ります。(編集部)

 出題したクイズでは、明治以降の日本で著名な建築家や先進的な企業・組織が手がけた住宅にまつわるウンチクを採り上げています。

 現在、日本で建てられる住宅の大部分は、工務店やハウメーカーの設計によるものです。いわゆる建築家が設計した住宅は、ほんの一握りにすぎません。しかし、それらは、日本人の住まいの歴史を考えるうえで、無視できない存在感を放っています。

 それは見た目が美しいだけではありません。変形した敷地の形状や、住まい手の趣味や生活スタイルなど、難しい条件にも思いもよらなかった形で解決を導き出しています。また、構造技術や設備環境に関する新しい提案が含まれていることもあります。

 時にその設計は、あまりに特殊すぎて、参考にしづらいと思えることもあります。しかしそこには、これからの住まいのあり方に対する実験的な提案が含まれています。それらの一部が、年月を経ていくうちに洗練されて、一般的な住宅へと影響を及ぼしていくのです。

 また、先進的な企業や組織が採用した住宅設計に関するアイデアは、その後の一般住宅へと普及したものも少なくありません。日本住宅公団(現・都市再生機構)によるダイニングキッチンの間取りやステンレス製流し台などの設備が、その代表例でしょう。

 出題したクイズは、住まいづくりにそのまま役立つ実用的な情報とは限りません。しかし、住宅にまつわる幅広い知識を身に付けることで、住宅づくりの楽しさが増すことは間違いありません。先端的な住宅建築の面白さに、ぜひ触れてみてください。

Q 都心に建つ狭小住宅の先駆けとして名高い、東孝光氏設計の自邸「塔の家」(1966年)。竣工して間もないころ、地下にある倉庫はある用途に転用されていました。それはどんな用途だったでしょう?

 a バー  b 美容院  c 事務所  d ギャラリー

Q コンクリート打ち放しの住宅を、日本で初めて設計したのは誰だった?

 a 内田祥三  b アントニン・レーモンド  c 遠藤新  d 安藤忠雄

 クイズの正解と解説は【住まいダービー】に掲載しています。