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 2020年東京五輪の開催決定から1年――。いよいよ、五輪施設の整備が動き出す。東京都は、水泳会場となる「オリンピックアクアティクスセンター」など3施設について、当初のスケジュール通り新設することを決めた。14年度中に基本設計を発注する。9月1日に開かれた都議会オリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会で報告した。

 東京都は五輪に向けて10の競技施設を新設するが、建設費の高騰などを踏まえて、舛添要一知事が会場計画の見直しを表明。規模や配置などの見直しを進めていた。

 基本設計に進むのは、アクアティクスセンターのほか、ボートなどの会場となる「海の森水上競技場」、バレーボール会場の「有明アリーナ」の計3施設。基本設計を通して、引き続きコスト縮減策を検討していく。

 一方で、同様に14年度中に基本設計に入る予定だった「若洲オリンピックマリーナ」は、防波堤工事などに長い工期を要し、工程に余裕がないことから、規模縮小の検討と代替施設の調査を並行して進める。「夢の島ユース・プラザ・アリーナ」は、既存施設を活用して進める案も検討する。

東京五輪に向けて東京都が整備する11施設の進捗状況。10施設が競技会場で、東京ビッグサイトは国際放送センター、メーンプレスセンターとなる。建設費は東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会が立候補ファイルで示した仮設費用を含めた費用(資料:東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の立候補ファイルと取材をもとに日経アーキテクチュアが作成)
東京五輪に向けて東京都が整備する11施設の進捗状況。10施設が競技会場で、東京ビッグサイトは国際放送センター、メーンプレスセンターとなる。建設費は東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会が立候補ファイルで示した仮設費用を含めた費用(資料:東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の立候補ファイルと取材をもとに日経アーキテクチュアが作成)