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 10月9日、「東急プラザ蒲田」(東京都大田区)が25年ぶりの大規模リニューアルを経て再開業を迎えた。同施設は東急不動産が開発を手掛けた初の全館ショッピングビル、蒲田東急ビルとして1968年に開業。屋上遊園地に設置された観覧車は、蒲田のランドマークとなり長年にわたり親しまれてきた。

改修前の「東急プラザ蒲田」の屋上遊園地(写真:ジェイアール東日本建築設計事務所)
改修前の「東急プラザ蒲田」の屋上遊園地(写真:ジェイアール東日本建築設計事務所)

 当初はリニューアルに伴い観覧車を撤去する計画だったが、地元からの惜しむ声の多さに、予定を変更して改修後も引き継いだ。

改修オープンを迎えた東急プラザ蒲田の屋上遊園地。ゲーム会社のナムコが運営する(写真:日経アーキテクチュア)
改修オープンを迎えた東急プラザ蒲田の屋上遊園地。ゲーム会社のナムコが運営する(写真:日経アーキテクチュア)
東急電鉄の車両をモチーフにしたミニサイクルなど、子ども向け遊具を備える(写真:日経アーキテクチュア)
東急電鉄の車両をモチーフにしたミニサイクルなど、子ども向け遊具を備える(写真:日経アーキテクチュア)
屋上へのアプローチとなる階段室から。改修を機に屋上遊園地の名称を「かまたえん」とした(写真:日経アーキテクチュア)
屋上へのアプローチとなる階段室から。改修を機に屋上遊園地の名称を「かまたえん」とした(写真:日経アーキテクチュア)

 従前の屋上遊園地は子ども向けだったが、改修では大人の集客も視野に入れた。夏場はビアガーデンを展開し、それ以外の季節でも軽食などを提供する店舗を常設したい、というのが発注者の要望だった。

 「商業施設のリニューアルの際、新たに集客機能を設けたいという発注者は多い」。東急プラザ蒲田の改修設計を手掛けたジェイアール東日本建築設計事務所(JRE設計)の林邦昭主幹は、そう語る。林主幹は同社商業設計本部に所属し、商業施設のリニューアルを数多く経験している。その経験から、「屋上での増築を求められることが多いが、法規の壁がありハードルは高い」と話す。