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シェルター
都内で会見に臨むシェルターの木村一義社長(写真:日経アーキテクチュア)

 木材メーカーのシェルター(山形市)は11月19日、木造の耐火構造部材で2時間耐火の国土交通大臣認定を取得したと発表した。認定は柱と梁については11月13日付で取得済み。内壁についても11月末に取得予定だ。

 2時間耐火の認定取得が実現したことで、建築基準法施行令107条の規定により、最上階から14層まで木造のビルが建設可能になった。これまで複数のメーカーが実現してきた1時間耐火では4層までしか認められず、木造建築の大規模化に歯止めをかけていた。

 シェルターの木村一義社長は、「燃えるという弱点を克服できれば、木材でも鉄骨やコンクリートに負けない建築ができる。各地の地元産材を活用することで、雇用の拡大や地域経済の活性化にもつながる。地方創生の一翼を担いたい」と意気込みを語る。

 同社が開発した「COOL WOOD(クールウッド)」は、中心部に配置した木材を石こうボードで被覆し、さらにその上に木材を張って現しとする3重の構成だ。石こうボードで燃え止まり、中心の構造材の炭化を防ぐ。柱では厚さ21mmの強化石こうボードを5枚、梁では4枚重ねることで認定に必要な性能を確保した。

「クールウッド」の柱のサンプル。1時間耐火構造(13年6月に大臣認定取得)仕様のため石こうボードは2枚しかないが、2時間耐火認定を取るに当たり、5枚張りに強化した(写真:日経アーキテクチュア)
「クールウッド」の柱のサンプル。1時間耐火構造(13年6月に大臣認定取得)仕様のため石こうボードは2枚しかないが、2時間耐火認定を取るに当たり、5枚張りに強化した(写真:日経アーキテクチュア)