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3件の大臣認定を取り消し

 大臣認定不正取得が判明した大臣認定数は3件。認定を受けた免震材料の名称は、東洋ゴム工業製高減衰ゴム系積層ゴム支承。認定番号は、MVBR-0317(平成18年10月25日付け)、MVBR-0343(平成19年4月26日付け)、MVBR-0438(平成23年10月25日付け)。指定性能評価機関は日本免震構造協会。国交省は3月13日付けで、この3件の大臣認定を取り消した。

 東洋ゴム工業は、2006年(平成18年)以降に免震材料の性能評価・大臣認定を申請する際、大臣認定不適合製品が大臣認定に適合する製品であるものとして製造実績を提出し、新たな性能評価・大臣認定を受けていた。

性能評価基準項目のうち、製造ばらつきの基準値を超えていた(資料:東洋ゴム工業)
性能評価基準項目のうち、製造ばらつきの基準値を超えていた(資料:東洋ゴム工業)

試験計測の方法(資料:東洋ゴム工業)
試験計測の方法(資料:東洋ゴム工業)

等価粘性減衰定数・等価剛性の平均的な製造ばらつきが大臣認定で許容されていた基準値±10%を超えていた(資料:東洋ゴム工業)
等価粘性減衰定数・等価剛性の平均的な製造ばらつきが大臣認定で許容されていた基準値±10%を超えていた(資料:東洋ゴム工業)