フォトギャラリー
目次
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11m×98mの極細敷地を売れる資産に
ヴェリテヴィータ
敷地の奥(西端)から見る(写真:生田 将) 「二束三文でたたき売るしかない土地の資産価値を、どう高めるかが課題だった」。間口11mに対して奥行きが98mもある細長い敷地に、分譲住宅を設計した關聡志氏はこう話す。ヴェリテヴィータ(大阪府堺市)・設計:關聡志建築設計事務所・施工:仲川組
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景観の脇役に徹したパビリオン群
浜名湖花博-しずおか国際園芸博覧会
浜名湖花博-しずおか国際園芸博覧会(写真:寺尾 豊) 浜名湖花博(しずおか国際園芸博覧会)が、4月8日から浜松市の浜名湖ガーデンパークで開催されている。国内で3度目の国際園芸博覧会だ。10月11日までに500万人の入場を見込む。浜名湖花博-しずおか国際園芸博覧会(静岡県浜松市)・設計:栗生明ほか・施…
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細長い敷地をスーパーラーメンで解決
アリス・マナー・ガーデン・銀座ウォーク
北東側から見た外観(写真:乾 芳江) 敷地面積180m2、間口がわずか6.5mのマンションを建設するとしたら、どんなプランを考えるだろうか。一般的なラーメン構造では梁や柱の占める部分が大きく、ただでさえ狭い専有部分がデッドスペースばかりになってしまう。東京都中央区に建つこの賃貸マンションでは、二つの…
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鉄板でつくる組積造、厚さ6~9mmのボックスで外壁を構成
セル・ブリック
リビングとキッチン、主寝室を兼ねる1階。建物に使った鉄の量は1m2当たり約180?。一般的な鉄骨造と比べると1.2~1.5倍程度に上る(写真:吉田 誠) いわば「鉄板造」の建築だ。薄い鉄板で作ったボックスを積み重ねて外壁を構成し、それで建物自体を支えている。ボックスの側板と内部の仕切り板の厚さはわず…
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熱・音・工費を改善したアルミ住宅普及版
箱の家-83「丹羽邸」
キッチンのある1階家族室から半屋外の「屋外室」を見る(写真:乾 芳江) アルミニウム合金を構造材に使って、アルミ軸組み工法で建てた。通常の建築確認申請で認可されたアルミ住宅の第一号だ。1999年に茨城県つくば市に完成した実験住宅「アルミエコハウス」の普及版として、難波和彦+界工作舎が設計した。難波氏…
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ペラペラの窓でつながる白い家
梅林の家
敷地いっぱいに立っていた梅の木を家の周りに再配置した(写真:吉田 誠) 極薄の壁で小さな部屋をたくさん仕切った白い家――。模型のように現実味のない住宅を想像して撮影に訪れると、中は一転して、生活のにおいにあふれていた。梅林の家(東京都)・設計:妹島和世建築設計事務所・施工:平成建設
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南に開いた中庭で交流を促す
赤堤の家
南側に3mのすき間を開けて、中庭に外光を採り入れた。ブリッジの床にガラスブロックを埋め込み、自然光と視線の通りを良くした。夜間は床のガラスブロックから地下駐車場の照明が漏れる(写真:的野 弘路) オートロックの共用エントランスをくぐって中に入ると、ちょっとした驚きがあった。クラシックなレンガタイルの…
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愛着のある緑をコープ住宅で継承
欅ハウス
ケヤキ越しに西側外観を見る。もともと敷地内にあった約30本の樹木のうち9本を残し、5本を移植した。移植費用は約180万円。伐採した木はポストや家具などに活用した(写真:目黒 伸宜) ケヤキが守れて良かった」。感慨深そうに語る鈴木誠夫氏は、ケヤキのある土地を先祖代々受け継いできた元の地主だ。2001年…
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断面のメリハリで天井高と収納を確保
ヴィラ カテリーナ
一室。床スラブを下げ、ダクト類を壁に寄せるなどして、約2.7mの天井高を確保した(写真:目黒 伸宜) 出会いはインターネットだった。さとうべネックの清水勝商品開発部部長は2000年7月、ウエブ上で見つけたコミュニケーションリサーチセンターに電話を入れた。住宅に関するコンサルティングを行う同社に、自ら…
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高気密高断熱住宅を村のスタンダードに
公営住宅笠石団地
高気密高断熱住宅として建てられた村営の賃貸住宅(写真:乾 芳江) 阿武隈山中に広がる飯舘村は、雪こそ少ないものの福島県で最も寒い地域の一つという。そんな地域でも7年前までは、「高気密高断熱の住宅はほとんどかったし、施工できる大工も村内には見当たらなかった」と、飯舘村建設課の高橋栄二主査は言う。それが…
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5000万円でつくる脱・消費型の生活都市
くりもとミレニアムシティ
くりもと地球村の用地内に位置する。夏にはケヤキを中心とする巨木の緑で温室が覆われる予定だ。屋根に設置されているグレーのパネルは温室用の断熱材(写真:吉田 誠) 自力で都市をつくろうとしているNPO法人がある。設計者の井口浩氏(井口浩フィフス・ワールド・アーキテクツ代表)と小野加瑞輝氏(エコライン代表…