昭和電工建材は、押し出し成型セメント板「ラムダ」の外装材「ラムダスタンダードパネル」を販売している。
「ラムダ」は、本体を構成するトバモライト結晶が素材を安定させ緻密に結合させるので強度・耐久性が高い。ハーモニカ状の中空形状で空気層があるため、断熱や遮音の効果があり結露も防止する。嵌合(かんごう)部はクサビ形に重なり合いしっかりと接合できる構造になっている。また、軽量なので現場への搬入やセッティングが容易だ。
1978年に発売され、当初は工場の外装などに使われていたが、セメントの素地を生かしたテクスチャーが人気を集め、90年代からは一般住宅の外装材としても浸透してきた。ニーズに対応して機能性や施工性を高めるとともに、デザインのバリエーションも充実させている。
2015年5月1日に、ラムダの事業はすべて神島化学工業(大阪市西区)に譲渡されることになった。住宅用窯業系建材を主とする建材メーカーが「ラムダ」を扱うことによって、戸建て住宅から中高層建築までより広く導入が進むことが期待される。
2012年「第2回HEADベストセレクション賞」受賞。
問い合わせ先:昭和電工建材
電話:045-444-1696
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