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(3)技術提案 ~「専門家と組む」提案で受注

 総合評価落札方式やプロポーザル方式が増えるなか、補修や補強でも技術提案が求められている。例えば、品質向上策として、コンクリートのジャンカや温度ひび割れを防ぐ方法などを提案する。

 今後は、「第三者のコンクリート診断士が施工監理に当たる」といったソフト面の提案が発注者に評価される可能性もある。

 国交省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所が2007年11月にプロポーザル方式で委託した新潟大堰施設維持管理計画検討業務は、建設コンサルタント会社が補修などに詳しい外部の専門会社や技術者と組んで技術提案しても構わないことを明記。C&Rコンサルタント(東京都国分寺市)と組んだ建設技術研究所が1900万円(税抜き)で受注した。

 新設工事でも、「維持管理のしやすさ」などが評価項目になり始めた。

 例えば、大林組JVは2008年6月、首都高速道路会社の横浜環状北線シールドトンネル工事を520億円(税抜き)で受注。同社はセグメントの鉄筋に「鉄筋計」と呼ぶ応力を測定する装置を組み込んで、地震時などの影響をモニタリングできる方法を提案した。