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(4)入札不調対策 ~共通仮設費の見積もりも反映

 2006年ごろから、利益を出しにくい補修工事や補強工事で入札不調が頻発している。国交省関東地方整備局は2007年4月から12月までの間に1753件の入札を実施したが、30%に当たる528件で入札が成立しなかった。528件の約4割に当たる190件は維持修繕工事だった。

 道路保全技術センターの調査では、補修工事の93%で設計変更が発生。しかし、49%の工事が工期や工費の変更を認めてもらえなかった。

 発注者は入札不調を解消しようとさまざまな対策を講じ始めた。

 例えば、国交省は2007年10月から、入札参加者が提出した見積書を基に予定価格をつくる「見積もりを活用する積算方式」を試行。直接工事費だけでなく、機械の運搬費用などの共通仮設費も対象に加えた。

 さらに、国交省関東地方整備局道路部は2008年7月から、維持工事や耐震補強工事などを「難工事」に指定。完成時に70点以上の工事成績評定を得た会社には、以降の3年間、ほぼすべての総合評価落札方式の入札で、評価点を5~10点加算する。