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 近ごろは土木分野で次から次に新しい民間資格が誕生し、類似資格も乱立しています。資格を取得し、技術力を高めて仕事の幅を広げようにも、どの資格を取得すればよいかがわからないという方は結構多いのではないでしょうか。

 建設会社にお勤めであれば一級土木施工管理技士、建設コンサルタント会社なら技術士といった定番資格はもちろん重要ですが、それを持っていれば事足りるほど市場環境は甘くはないようです。自らの技術力をアピールするには、より専門性が高い資格を取得することも考えなければならない時代になりました。

 そういう状況を踏まえ、日経コンストラクションは2月13日号で「“二つ目”の資格で差を付ける」と題する特集を組みました。注目資格のお役立ち度や2009年度試験の攻略法などを紹介しています。

 特集の冒頭では、数々の資格を保有する“達人”にご登場いただきました。建設関連で実に80以上の資格を持つ技術者をはじめとして、技術士資格を複数の部門、建設部門の複数の科目で保有する技術者などに、「土木の仕事で役立つ資格」ベスト3を挙げてもらっています。

 4人の達人のうち3人が役立つ資格の第1位に挙げたのは技術士。建設コンサルタント会社では登録に必要なだけでなく、プロポーザル方式の入札でも有利になります。建設会社の技術者にとっても、自らの技術力の高さをアピールするうえで効果があるようです。

 技術士の全21部門のうち、建設業界で最も役に立つのはやはり建設部門のようですが、達人の一人は複数の部門を併せ持つ効用を説いています。中小の建設コンサルタント会社は“何でも屋”になるのが生きる道であり、複数の部門名を名刺などに記載してアピールすることが重要だというわけです。

 技術士の次に、達人たちの評価が高かったのはコンクリート診断士。資格取得のための勉強が仕事に生かせる点で高い評価を得ました。

 ただ、「役立つ資格」ベスト3に技術士とコンクリート診断士の両方を挙げた達人は一人だけでした。各自が伸ばすべき技術分野を見極めたうえで、資格の取得と活用を進めなければならないことは言うまでもありません。資格保有者の体験談を特集記事でお読みいただき、各資格が自分に役立つかどうかを見極めていただければと思います。