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好きが高じてグッズ制作に──。じわりと増えてきたドボクマニアたちの間で、BAD_ON(ばどん)氏がつくるドボクグッズが静かな人気を集めている。同氏の話から、マニア心の琴線に触れるポイントを探ってみた。

BAD_ON(ばどん) 1967年東京都生まれ。都内で働く会社員で、個人的にドボクグッズの製作・販売を手掛ける。製品を紹介するブログも運営(http://tetogurumi.seesaa.net/)(写真:澤田 聖司)
BAD_ON(ばどん) 1967年東京都生まれ。都内で働く会社員で、個人的にドボクグッズの製作・販売を手掛ける。製品を紹介するブログも運営(写真:澤田 聖司)

 BAD_ON氏は、建設産業とは全く異なる業種で働く会社員。ダムや橋といった土木構造物が大好きで、同好の士が集まる場にも顔を出す。好きが高じて手掛け始めたのが、土木構造物をモチーフにしたTシャツや手ぬぐい、消波ブロックの形をしたぬいぐるみといったドボクグッズの製作・販売だ。「個人的な活動なので、顔写真はご勘弁」と笑う。

 BAD_ON氏の作品で最近、最も注目を集めているのが、消波ブロックのぬいぐるみ「テトぐるみ」(左下の写真)。誰もが分かるあの形に加えて、コンクリートの質感の違いを表現した「打ち立て」と「経年変化」の2パターンを設定。いくつも並べたさまは、何ともかわいい。

 製品化のアイデアは、同好の士たちとの雑談から生まれた。仲間の女性が手縫いで試作したが、柔らかすぎてコンクリートの感じが出ない。こだわりを実現するために、専門メーカーに持ち込んだが、何社にも断られた。ようやく引き受けてくれたのは、下町の小さな工場。試行錯誤を経て、生地は張りのあるグレーのフェルトにして、白っぽい色と濃いグレーの2色で製品化した。

 テトぐるみは2009年に発売を開始し、現在までに約2000個が売れた。好評を受けてBAD_ON氏は第2段として、ダムの形状がモチーフの「ダムぐるみ」も製品化している。