PR

北海道江別市の建設会社、機弘社では、前田昭二社長をはじめ社員の重機オペレーターたちが、バックホーや杭打ち機などを駆使してユニークな技に挑む。そのスゴ技とは…。

前田 昭二(まえだ・しょうじ) 1976年北海道生まれ。北海道野幌高校を卒業後、前田工業(現機弘社)に入り、2009年から社長職。NPO法人えべつ協働ねっとわーくの理事としてまちづくりにも取り組む(写真:船戸 俊一)
前田 昭二(まえだ・しょうじ) 1976年北海道生まれ。北海道野幌高校を卒業後、前田工業(現機弘社)に入り、2009年から社長職。NPO法人えべつ協働ねっとわーくの理事としてまちづくりにも取り組む(写真:船戸 俊一)

 バックホーのバケット先端に取り付けられているのは料理包丁。その下には、まな板の上にキャベツが1玉置かれている。オペレーターは、アームとバケットを慎重に動かして、キャベツを千切りに…。

 キャベツに加えて肉や小麦粉などの具材をボウルに投入。それをバケット先端に固定すると、今度は巨大な杭打ち機が近寄ってきた。先端回転部に付いているのはオーガーではなく、手作りの小さな泡立て器だ。バックホーが支えるボウルに、泡立て器を入れて回転。よく混ぜたら、ホットプレートに流し入れる。

 重機でつくっているのは、なんとお好み焼きだ。良い色合いに焼き上がったら、やはりバックホーのバケット先端に付けた特製のコテで見事にひっくり返し、最後ははけでソースを塗って完成。

 お好み焼きづくりの舞台は、機弘社の倉庫。同社は、杭打ち工事を事業のメーンとする社員10人の建設会社だ。社員が一丸となって「重機でお好み焼きをつくる」という難題に挑み、その模様がテレビで全国放送されて話題になった。