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きっかけは社内の腕比べ

 社長の前田氏は現在37歳で、父から経営を引き継いだのは2009年。お好み焼きづくりのような重機を使ったパフォーマンスは元々、社長職を引き継いだ直後、社内の「腕比べ」として始めたという。

 「09年の年末近く、テレビ番組で、バックホーで人の服を脱がすという企画の海外映像を見た。社内でその話をしたら皆が盛り上がり、『お正月が近いから重機で書き初めをやろう』となった。それが発端」。前田氏はこう振り返る。

社内の腕比べとして始めた書き初めは、今は恒例イベントにして一般公開している(写真:機弘社)
社内の腕比べとして始めた書き初めは、今は恒例イベントにして一般公開している(写真:機弘社)
社内の腕比べとして始めた書き初めは、今は恒例イベントにして一般公開している(写真:機弘社)

 百円ショップで買った筆をバックホーのバケットに固定し、新聞紙大の紙に墨字を大書しようというのだ。バックホーのアームとバケットの動作は左右、前後、上下の3方向。斜めや丸いラインを描くには、複数の動作を同時に、そしてレバーをミリ単位の正確さで動かさなければならない。まさに職人技の操作技術が求められる。