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 仮設資材、建設機械、技能者、そして技術者。東日本大震災の被災地から始まったヒトやモノの不足は、今や全国に波及しています。緊急性の高い復旧・復興工事に人手が割かれ、それ以外の通常の工事の方が進みにくいという状況も見られます。

 ただ手をこまねいていては始まりません。日経コンストラクション4月28日号では、特集「解決!『ヒト・モノ不足』」を企画し、難しい局面を様々な工夫で乗り越えている現場を取材しました。


日経コンストラクション2014年4月28日号特集「解決!『ヒト・モノ不足』」から
日経コンストラクション2014年4月28日号特集「解決!『ヒト・モノ不足』」から

 記事では、人手や資機材の不足に直面した5現場の実例を取り上げました。仙台市内の浄化センターの復旧工事の場合、仮設方法や施工機械の変更など、現場所長が次々とアイデアを繰り出して資機材の調達難を回避しました。トラブルが発生して工期に余裕がなかった橋梁関連の工事では、複数の施工者や発注者、設計者が協力して工程を引き直し、作業員を確保しづらい状況のなかで工程短縮にこぎ着けています。

 施工計画の工夫は、現場を預かる技術者にとっての醍醐味と言えるのではないでしょうか。施工手順をどうするか、どんな仮設にするか、どこからどうやって資機材を手配するか――。出来上がる構造物のスペックは同じでも、担当する技術者の知恵と経験で、施工の過程は変えられる余地が大きいと言えます。それが現場や会社の利益を左右し、難局を乗り切る力にもなるのです。