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 「学問に王道なし」ということわざがあります。「学問をする(修める)のに安易な方法はない」といった意味ですが、昔から「楽して成功しよう」と思う人がいて、その姿勢が戒められていたことがうかがえます。

 学校を卒業して社会人になると、学問と無縁になる人が少なくありません。そんななか、仕事のうえで資格が重視される土木技術者は例外と言えるでしょう。医師や弁護士とは異なり、資格がなくても仕事を始めることはできます。しかし、仕事のステージを上げるのに資格が不可欠なので、日々の忙しい仕事をこなしながら試験勉強をしなければなりません。

 「王道」はないにせよ、少しでも効率よく勉強するにはどうすればいいのか――。日経コンストラクション2月9日号では、特集「資格の攻略法」を企画しました。


日経コンストラクション2015年2月9日号特集「資格の攻略法」から
日経コンストラクション2015年2月9日号特集「資格の攻略法」から

 特集では、土木技術者の取得ニーズが高い技術士、一級土木施工管理技士、コンクリート診断士について、効果的な勉強法や試験の際の解答のポイントを解説しています。受験指導のプロに話を聞くと、試験勉強に王道はなくとも、コツはたくさんあるのだということが改めて分かります。

 例えば、コンクリート診断士試験。受験前に講習会の受講が義務付けられていて、「コンクリート診断技術」という分厚いテキストが渡されます。試験問題は基本的にこの中から出題されるので、このテキストに沿って勉強する人も多いかもしれません。

 しかし、本誌が編集した「2015年版コンクリート診断士試験合格指南」の著者の一人である十河茂幸・広島工業大学教授は、こう指摘しています。「最も効率の悪い勉強法は、講習会テキストを丸暗記しようとすることだ」と。勉強は過去問を解くことを中心にして、テキストは問題を解くなかで出てきた分からない点を調べたり、関連知識を身に付けたりするための「辞書」として使うのが効果的だと説きます。

 特集の後半では、「土木関連資格ガイド」として、20の資格について、今年の試験スケジュールや直近の合格率、出題傾向などを掲載しています。資格取得を目指す方に是非、参考にして頂ければと思います。