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2駅含む約3.5kmを内陸に移設

 一方、石巻寄りの区間では石巻─矢本間がディーゼルカーによる運転で7月16日に復旧。その後、2013年3月17日には矢本─陸前小野間も運転を再開し、残る不通区間は、特に被害の大きかった東名・野蒜両駅を含む高城町─陸前小野間の約12kmとなった。同区間を含む松島海岸─矢本間は5月29日まで代行バスが結んでいる。

運転見合わせ区間と代行バスの運転区間を示す駅の運賃表(写真:小佐野カゲトシ)
運転見合わせ区間と代行バスの運転区間を示す駅の運賃表(写真:小佐野カゲトシ)

松島海岸駅─矢本駅間を結ぶ列車代行バス。停留所は駅からは離れている場所もある(写真:小佐野カゲトシ)
松島海岸駅─矢本駅間を結ぶ列車代行バス。停留所は駅からは離れている場所もある(写真:小佐野カゲトシ)

現在、仙台方面からの列車の終点となっている高城町駅。駅名標の隣駅の部分はステッカーで覆われている(写真:小佐野カゲトシ)
現在、仙台方面からの列車の終点となっている高城町駅。駅名標の隣駅の部分はステッカーで覆われている(写真:小佐野カゲトシ)

 特に被害の大きかった区間の復旧については、従来の路線をかさ上げ・高架化する方法など複数のルートが検討されたが、東松島市の復興まちづくり計画による住宅地の高台への集団移転に合わせ、東名・野蒜両駅を含む陸前大塚─陸前小野間の約3.5kmを内陸部へ約500~600m移設することとなった。

 2012年4月に東松島市とJR東日本が復旧に関する覚書を締結し、工事は2013年4月に開始。工事の進捗に伴い、同社は翌年7月に「2015年6月までに全線運転再開」との見通しを示した。今年1月には運転再開日を5月30日と発表し、4月13日からは線路を移設した区間での試運転を開始した。