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仙石線、移設区間は高台上へ

 仙石東北ラインの運転開始と同時に、仙石線はこれまで運転見合わせが続いていた高城町─陸前小野間の約12kmで運転を再開し、震災から約4年2カ月を経て全線が復旧する。

 今回運転を再開する高城町─陸前小野間のうち、移設した区間は東名・野蒜の2駅を含む陸前大塚─陸前小野間の約3.5kmで、従来のルートと比べ約500~600m内陸寄りとなった。陸前富山─陸前大塚間は従来のルートで、震災の影響により沈下した分の約0.4mをかさ上げしている。

新ルートに移設した仙石線・陸前大塚─陸前小野間のイメージ図(各種資料などをもとに小佐野カゲトシが作成)
新ルートに移設した仙石線・陸前大塚─陸前小野間のイメージ図(各種資料などをもとに小佐野カゲトシが作成)

従来の位置で復旧された陸前富山駅(写真:小佐野カゲトシ)
従来の位置で復旧された陸前富山駅(写真:小佐野カゲトシ)

 移設区間約3.5kmの土木工事は2013年4月に始まり、翌2014年の12月に完成。土木工事は東名駅側(東名工区)が鹿島、野蒜駅側(野蒜工区)は鉄建が施工した。事業費についてはJR東日本は非公表としている。

陸前大塚駅の新しい駅舎。線路をはさんで奥は海岸で、新しい防潮堤が整備されている(写真:小佐野カゲトシ)
陸前大塚駅の新しい駅舎。線路をはさんで奥は海岸で、新しい防潮堤が整備されている(写真:小佐野カゲトシ)

陸前大塚駅から高台へ向けて上る盛り土区間。右側の線路脇に「24.4‰」の勾配標が見える(写真:小佐野カゲトシ)
陸前大塚駅から高台へ向けて上る盛り土区間。右側の線路脇に「24.4‰」の勾配標が見える(写真:小佐野カゲトシ)

 移設区間の線路と道路の交差箇所はすべて立体交差で、最急カーブは陸前小野側にある半径400mだ。