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 川崎製鉄と鹿島道路は共同で、保水機能と透・排水機能とを併せ持ち、ヒートアイランド現象を抑制する道路舗装技術を開発。実路に施工し、一般のアスファルト舗装に比べて15℃程度、路面を冷却する効果があることを確認した。

 2002年3月にJR千葉駅前のバスレーン2685m2に施工。1m2当たり5リットルの水を午前10時から1時間散水した後に、路面温度の上昇を計測した。舗装の厚さは5cm。その結果、当日で最大15℃、翌日で12℃、3日目でも5℃以上の路面冷却効果があることを確かめた。

 両社が開発した舗装技術は、鉄鋼を製造する際の副産物である高炉スラグを主原料とした保水材を開粒度アスファルトに充てんするもの。保水材が硬化すると、気孔率が35%以上、平均気孔径は1μmと保水に適する状態になり、舗装材に保水性を持たせて路面の温度上昇を抑える。さらに、透・排水機能を併せ持つため、保水材が吸収しきれないほど多量の降雨があっても、雨水が舗装面の下に浸透し、水たまりができにくい。

(日経コンストラクション2002年10月11日号)