PR

 松下電工は,弱視の人でも夜間に安全に歩行できるように,光で経路を案内する照明器具「ガイド照明器具シリーズ」を発売した。

 LED(発光ダイオード)の光で階段の始まりや段差,曲がり角などを照らす。危険個所を警告するだけでなく,目的地までの経路を照らすことで,視覚的手がかりをつかめるようにした。

 LEDライン型階段ガイド灯,歩道ガイドポール灯,LEDライン型照明器具シリーズの3種類を用意した。価格はLEDライン型階段ガイド灯と歩道ガイドポール灯は特注対応。LEDライン型照明器具シリーズは4万7250円から。

開発の背景
歩く人の不安を光で取り除く

松下電工 LED事業推進部
片岡 高明

 2006年の交通バリアフリー法改正をきっかけに,当時は社会的な取り組みが少なかった弱視の人の歩行を支援する照明器具を開発した。

 弱視の人は通常,夜間は街灯や自動販売機の光などを手がかりに歩く。手がかりになる光が街路樹に遮られたり,夜中に消灯したりすると,経路がわかりにくくなる。いつ曲がり角に差しかかるかがわからない恐怖もある。このシリーズを利用すれば,遠くからでも注意が必要な場所を確認しやすくなる。

 歩道ガイドポール灯は,目線の位置に誘導灯を配置した。路面も照らすので経路がわかりやすい。弱視の人の不安を解消するだけでなく,一般歩行者の顔も優しく照らす。壁や地面に埋め込めるライン型の照明器具は,曲がり角や横断歩道の位置を警告し,誘導する。

 本来ならLEDのラインを歩道に敷き詰めるのが良いと思うが,コストがかかる。このシリーズでは,最小限のコストで誰にでもわかりやすい光による誘導を実現した。 (談)

(日経コンストラクション7月13日号「新製品・新サービス」より)