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 杏環境開発は,ミドリ安全と共同開発した遮熱ヘルメット「暑いは減るメット」を発売した。ヘルメットの表面と内部の温度上昇を抑える。

 セラミック製の真球粒子を含んだ「アンズセラミックコート」をヘルメットに塗布し,太陽光に含まれる近赤外線を反射。ヘルメットの表面と内部の高温化を防ぐ。放熱する特性もあるので熱を蓄積しない。20分間装着した場合を想定した熱源照射実験の結果,一般のヘルメットに比べて内部の温度が12.8℃低かった。

 ヘルメットの材質はFRP(繊維強化プラスチック)。重量は約435g。ツバ付きとツバなしを用意。それぞれ通気孔付きと通気孔なしがある。価格は,ツバと通気孔付きのタイプが6405円。

開発の背景炎天下の作業でも集中力を保つ

杏環境開発 社長
池田 好隆

 夏になると,屋外の現場では熱中症の被害が多くなる。暑さで意識が薄れ,集中力が衰えるので事故の危険も増える。このため,内部の涼気を保つヘルメットが求められてきた。ヘルメットにタオルを付けたり,換気扇のようにプロペラを付けたりと,いろいろな製品があった。

 「暑いは減るメット」は,ミドリ安全製のヘルメットに,屋根や外壁用に開発した太陽光の近赤外線を反射する塗料「アンズセラミックコート」を塗布することで,内部の温度上昇を抑える。かぶる人の負担にならないように重量にも配慮し,従来の製品よりも約25g重くなる程度に抑えた。

 昨年の夏,建設会社や電力会社の屋外作業者100人に「暑いは減るメット」を実験的に着用してもらい,感想を聞いた。今までのヘルメットとは違って蒸れにくく,ボーっとすることがないという意見が多かった。

 現在は,さらに通気性が良く,使用中にも“ひんやり感”が得られるヘルメットを開発中だ。(談)

(日経コンストラクション7月27日号「新製品・新サービス」より)