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 ハザマとジオスケープ(山口靖紀社長)は、京都大学工学研究科建山和由助教授の指導のもと、大規模土砂採取工事の生産性向上を図るため、「三次元GISを用いた精密施工法(Precision Construction Method)」を開発。関西国際空港二期工事向けの大規模土砂採取現場(兵庫県津名郡津名町)に導入し、重機最適配置等による施工ロス、生産コスト、環境負荷の低減を実現したと発表した。

 導入した土砂採取現場は、土砂から硬岩に至る多様な地質で構成されていて、破砕設備に負荷をかけすぎないよう、いかに土砂・軟岩・硬岩をバランス良く採掘して1日4万4000m3の土砂の安定的供給という要求にこたえるかが課題。このため、まず地山を一辺10mの立方体に分割し、それぞれを情報ユニットとし、その中に、位置情報、地質情報、重機稼働情報、発破実績情報を格納。この情報を、GPS等によって施工の進捗とともにリアルタイムで更新し、最適な重機配置の計画および変更等に活用したという。

 導入によって、1日当たりの出荷量を26%増加させるとともに、重機の効率的稼動等によって従来に比べて採掘コストを37%削減したと、ハザマは計算している。施工法及び精密施工支援システムについては、特許申請中。

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