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 国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所は2008年12月12日、同事務所が発注した「草津川防災ステーション整備工事」において、工事現場内にあった既設の側溝が沈下する事故が発生したと発表した。

沈下した側溝の様子。側溝が写真に向かって右側に傾き、市道との間にすき間ができている(写真:下の資料も琵琶湖河川事務所)
沈下した側溝の様子。側溝が写真に向かって右側に傾き、市道との間にすき間ができている(写真:下の資料も琵琶湖河川事務所)

 現場は滋賀県栗東市岡付近、沈下したのは栗東市道岡・金勝川(こんぜがわ)線の側溝(以下、既設の側溝)だ。

事故が発生した現場の平面図と沈下個所の断面図
事故が発生した現場の平面図と沈下個所の断面図

 事故は12月12日の午前10時ごろに発生した。既設の側溝に沿うような形で自由こう配側溝と集水升を設置しようと、隣接するエリアを掘削していたところ、既設の側溝が掘削エリア側に傾き、延長18mにわたって沈下した。施工は千商(滋賀県草津市)が担当していた。

 同事務所によると、施工者は現場の地盤が安定していると想定。仮に設けた木杭だけで既設の側溝を支えながら施工していたが、地盤が想像以上に不安定で支えきれず、事故に至ったという。

 同事務所は同日中に対策を実施。まずは沈下した既設の側溝を撤去し、盛り土し直して締め固めたうえで側溝を再び設置した。市道の舗装部分には影響はなく、人的被害もなかった。同工事は2008年度中に完了する予定だ。