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 東京地方検察庁は1月14日、西松建設の元副社長である藤巻恵次容疑者と元海外事業部副事業部長の高原和彦被告、海外支店次長の村田吉信容疑者、同社の子会社である松栄不動産の元社長の宇都宮敬容疑者の計4人を外国為替及び外国貿易法(外為法)違反の疑いで逮捕した。

 藤巻容疑者らは共謀して2006年2月から2007年8月までの間、香港などから5回に分けて計7000万円を税関に申告しないまま日本国内に持ち込んだ疑いがある。

 西松建設は海外で下請け工事を発注する際、発注費用を水増しして香港の会社などに送金。差額を裏金として管理していたとみられる。東京地検は今後、これらの資金の使途などを解明する。

 元副社長や現社員が逮捕されたことについて、西松建設は「企業として危急存亡の問題として、経営責任を深く認識している。二度とこのような反社会的な行為が起こらないように、法令順守と内部統制管理体制を築き、信頼回復に努める」とするコメントを発表した。

 東京地検は2008年11月、高原被告を業務上横領容疑で逮捕。その後、起訴している。高原被告は、香港の会社の銀行口座からフィリピンに開設した自己名義の口座に約3500万円を送金して、着服した罪が問われている。