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 福岡市は「公共工事における地場中小企業支援措置」の一環で、大型工事を分割・分離して発注する。分割・分離して発注件数を増やすことで、地元の建設会社が元請け会社として受注する機会を増やすのがねらいだ。1月13日に明らかにした。

 分割して発注するのは、主に設計金額10億円以上の大型工事。舗装や下水道の工事など、複数の工区に分割できる工事で取り組む。土木工事と付帯設備の工事など、工種で分離できる工事は、工種ごとに分離して発注する。

 2009年度の工事が中心になるが、これから発注する2008年度の工事でも、可能なものは分割・分離して発注する。2009年度の工事の一部は、年度の当初から発注できるよう、2008年度内に発注の準備にかかる予定だ。

 分割・分離発注の措置と併せて福岡市は、2月1日からワンデーレスポンス(即日回答)にも取り組む。設計変更に素早く対応するため、受注者からの質問などに対して24時間以内になんらかの回答を返す。

 さらに、設計変更に円滑に対応できるよう、「設計変更ガイドライン」を2008年度内にとりまとめる。同ガイドラインは、工事を担当する市の職員に向けたマニュアルとして作成する予定だ。

 分割・分離発注には、兵庫県も1月から取り組み始めている。同県の土木事務所が発注する工事を1000万円未満に分割あるいは分離。小規模な工事の発注を増やし、地元の建設会社の受注機会を拡大する。分割・分離発注は、同県の「緊急経済・雇用対策」の一環。

 2009年1月から3月までの間に、件数で合計約300件、設計金額で合計約14億円分を発注する。これらの工事のうち、約6割を1月中に発注し終える予定だ。