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 厚生労働省が1月19日に発表した「労働災害発生状況(速報値)」によると、2008年の建設業の労災死亡者数は413人で、過去最少だった2007年の432人(同速報値)を19人、下回った。

2007年と2008年の労災死亡者数(資料:下も厚生労働省)
2007年と2008年の労災死亡者数(資料:下も厚生労働省)

 労災死亡者が被災したときに従事していた工事は162人が土木、173人が建築、78人はその他の建設工事だった。死亡原因で最も多かったのは「墜落・転落」で168人。これに次ぐ「崩壊・倒壊」の45人を大きく上回った。以下、「建設機械などへのはさまれ・巻き込まれ」が35人、「自動車による交通事故」が34人などとなっている。

全産業と建設業の労災死亡者の死亡原因
全産業と建設業の労災死亡者の死亡原因

 全産業の2008年の労災死亡者数は1186人。建設業の413人は、このうちの34.8%を占めており、依然として全産業中で最多。建設業に次いで多いのは「その他」の315人、その次に多いのは「製造業」で236人となっている。

 3人以上の労働者が被災し、死傷するなどした重大災害は2008年に全産業で251件発生した。これによる死傷者数は1410人に上り、そのうちの65人が死亡した。

 建設業で2008年に発生した重大災害は86件。死傷者数は384人で、死亡者はそのうちの33人。2007年に比べて発生件数が7件、死傷者数が8人、それぞれ減少したが、死亡者数は12人増えた。

 建設業の重大災害において、最も多かったのは「自動車による交通事故」で46件発生した。次いで、「中毒・薬傷」が13件、「倒壊」と「その他」がそれぞれ10件ずつだった。