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 国土交通省東北地方整備局は、入札の不調・不落対策として、河川の維持修繕事業で複数年契約を試行する。2008年度内に3件の入札を実施する予定で、1月26日と27日にそれぞれ1件ずつ公告した。維持修繕で複数年契約を結ぶのは、同整備局では初めて。

 除草や通路の補修などの維持修繕事業では、年間を通じて技術者を割り当てなくてはならないなど、受注者にとって負担が大きい。その割に発注規模が小さくて利益が出にくいので、受注者から敬遠されがちだ。複数年契約にすると発注規模が大きくなり、現場管理費を低減できるなどのメリットがあるので、入札参加意欲が高まると同整備局はみている。

 翌年度以降の工事費の支出を保証する国庫債務負担行為を活用して、複数年にわたる契約を結ぶ。1月26日に公告した「米代川大館地区維持工事」の工期は2009年4月1日から2012年3月31日までの3年間、27日の「阿武隈川下流亘理地区維持工事」の工期は2009年4月1日から2011年10月31日までの2年7カ月間に設定した。

 なお、国交省では2009年度から、道路の維持事業にも国庫債務負担行為を設定して複数年契約を試行する予定だ。