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 鹿島道路は、事前にアスファルトに添加して使えるプレミックスタイプの中温化剤を開発した。同社の従来品である発泡系と違って粘弾性調整系なので、サイロで貯蔵できる。従来品と同様に、プラントでミキサーに添加することも可能だ。

舗設直後の走行試験の様子(写真:鹿島道路)
舗設直後の走行試験の様子(写真:鹿島道路)

 従来の発泡系の中温化剤は、アスファルト混合物を製造する際に、ミキサーに投入する必要がある。また、発泡の持続性の観点からサイロで貯蔵することができなかった。

 同社が埼玉県久喜市に持つ栗橋テクノセンターで、2012年1月に試験施工して性能試験を実施した。ロードシミュレーター(実物荷重による舗装耐久性評価試験機)を使い、舗設直後に表面温度50℃で走行試験(500輪走行)を実施したところ、初期わだちは通常の混合物と同程度だった。

 試験施工では、再生骨材混入率が60%の再生密粒度アスファルト混合物を使った。走行試験で良好な結果を得たことから、再生混合物への適用性も確認できた。

 プラントでの投入手間が省けるので人件費を少なくできる。材工合わせたコストは、従来の発泡系中温化剤と同程度以下に抑える予定だ。

<訂正>初出時に、中温化剤の分類を「粘弾性調整型」「発泡型」としていましたが、舗装用語として一般的な「粘弾性調整系」「発泡系」にそれぞれ訂正します。(2012年3月7日15時30分)