PR

 東亜グラウト工業とイセキ開発工機、カジマ・リノベイト、積水化学工業の4社は共同で、老朽化した下水道管を非開削で更生する鞘(さや)管工法として、既設管と新設管との間に圧縮可能なフェルト材を充填する「ファイン工法」を開発。3月8日に下水道新技術推進機構から建設技術審査証明を受けた。

■ファイン工法の概要図
(資料:東亜グラウト工業)
(資料:東亜グラウト工業)

■ファイン工法による施工断面図
(資料:東亜グラウト工業)
(資料:東亜グラウト工業)

 裏込め材としてモルタルを充填する従来の鞘管工法に比べ、施工が容易なうえ、口径の縮小を抑えられる。既設管の内面に樹脂を光や熱で硬化させて被覆する工法のように、現場の温度や作業員の技能に品質が左右される恐れもない。東亜グラウト工業によれば、樹脂硬化工法に比べ、工期とコストをともに15%以上減らせる。

 ファイン工法は、新設する硬化塩化ビニル製のねじ式ジョイント管(ファイン管)と、既設管との隙間の裏込め材としてポリエステル不織布を主体としたフェルト材を使う。作業員が中に入れない呼び径250~450mmの既設管に適用できる。

 従来工法の場合、モルタルを満遍なく充填するために隙間を大きくとらなければならず、新設管の口径は50mmほど小さくなり、流下能力は大きく低下する。これに対し、ファイン工法では口径は若干小さくなるものの、コンクリート製の既設管から樹脂製の新設管に変わることで内面の摩擦が減る分、同等の流下能力を維持できる。